ロンドン五輪開幕まであと50日となった7日、ロンドン五輪組織委員会は、オリンピックへの参与を市民に積極的に呼びかける50項目の提案を発表した。新華社が報じた。
提案には、▽開幕当日には、全国で鈴を鳴らそう▽これまでに経験したことのない競技種目に挑戦してみよう▽競技の生中継をラジオで聴こう▽自宅の庭に、オリンピックを象徴する花の種を撒こう---などがあり、英国さらには世界中の人々に、オリンピックに参与し、共に楽しもうと呼びかけている。
また入手困難になると予想されていた各競技のチケットについて、同委員会は「まだ完売にはなっておらず、オリンピック競技は20英ポンド(約2400円)から、パラリンピック競技は10英ポンド(約1200円)から」と入手可能であることを明らかにした。
ロンドン五輪組織委員会のセバスチャン・コー会長は、「エリザベス女王即位60周年記念ダイヤモンド・ジュビリーイベントやオリンピック聖火リレーに大いに盛り上がる姿には、英国人のコミュニティー精神やビッグ・イベントへの参加意欲が大いに表れている。組織委員会は、50項目の提案を発表したが、これらの提案を通じて、全ての人々が、自分の興味の赴くままに、オリンピックに参与し、楽しんでほしい」とコメントした。
ジョンソン・ロンドン市長は、「五輪開幕まで、いよいよあと50日となった。我々は、緊迫の糸を緩めず、オリンピックの成功に向け、諸事万端を整えなければならない」と語った。
「人民網日本語版」2012年6月8日