教育部、学生16 人の水難事故を受け緊急通達

教育部、学生16 人の水難事故を受け緊急通達。

タグ: 水難事故,安全事故

発信時間: 2012-06-11 14:20:55 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国教育部は10日、国内各地で学生の水難事故が続けて発生したことを受け、山東、湖南、黒龍江で発生した学生の溺死事故に関する緊急通達を発表した。通達では、安全に対する意識強化を図り、断固とした措置を講じ、学生の安全確保に務め、学生の溺死など各種安全事故の発生を防止するよう、各地の行政部門に求めている。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

通達によると、今月9日、山東省莱蕪市莱城区楊荘中学(中高一貫校に相当)の中学3年生6人が、市内の匯河下流で一緒に遊泳している最中に溺死した。また、湖南省邵陽市隆回県桃洪鎮文昌村の小学生5人も、同鎮竹塘村向家山塘で遊泳中に溺死した。黒竜江省ハルビン市呼蘭区方台鎮では、学生7人が松花江江の川辺で遊んでいて、4人が溺死した。わずか1日のうちに16人の学生が水難事故で亡くなるという非常に痛ましい事態となった。

今年に入って発生した学生の水難事故には、以下の特徴が見られる。▽ほとんどが、週末、祝祭日、放課後に起きている▽農村部で多発している▽監視する大人のいない川や池など屋外の水域で起こる場合が多い▽一緒に泳いでいて溺れる、水に落ちた友人を助けようとした複数の友人が溺れるなど、学生が集団で水遊びをしている時に多発している▽小学生と中学生の事故が多く、男子生徒が多数を占めている-----。

通達は、各地の各学校に対し、近頃連続して発生した学生水難事故を重く見て、学生の水難事故防止対策をより万全に行うよう求めている。省級教育行政部門は会合を開き、省内の全市・区・県にある全ての小学校と中・高等学校を対象に、各校が会合を開き、全教員・学生・保護者に水難事故防止に向けた心構えを伝えるよう指導する方針を決定した。

また、各級教育部門は、全ての小学校と中・高等学校に通う学生の保護者に対し、「保護者あて文書」を印刷配布するよう手配・指導・督促した。同文書では、最近連続して発生した学生水難事故に関する情報が盛り込まれ、保護者に対し、保護監督者としての責任を今一度自覚し、安全意識と保護監督に対する意識を強めるよう求めている。

通達では、保護者に対して、特に夏期休暇、祝祭日、週末、放課後における学生の安全教育と管理監督を呼びかけ、溺死などの安全事故の発生を断固防ぐよう強調している。

「人民網日本語版」2012年6月11日

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