韓国の通信社・聯合ニュースの報道によると、朝鮮第1書記の金正恩(キム・ジョンウン)の母である高英姫(コ・ヨンヒ)氏がようやく、神秘のベールを脱いだ。彼女は日本大阪生まれ、2004年6月に亡くなっている。
日本紙「毎日新聞」は10日、高英姫氏が金正恩第1書記、夫にあたる金正日(キム・ジョンイル)元総書記とともに写った写真を公開した。また、関連する約1時間30分の映像資料を手に入れており、タイトルは「偉大な先軍朝鮮のお母様」だ。1980年代から1990年代の高英姫氏の姿などを収録した。高英姫氏が金氏の家族の一員として、映像公開されることは初めてのことで、多くの画像は初めて公開されたもの。高英姫氏がファーストレディーとして、金正日元総書記と地方視察しているシーンもあるし、少年時代の金正恩総書記のそばで絵を描いているのを見て付き添うシーンもある。
この映像資料は高英姫氏を「敬愛する金正日将軍の最も親愛なる革命同志」としてのイメージで作成され、2011年金正日氏の健康が悪化したときに、朝鮮労働党中央委員会が改めて編集した資料だ。紹介によると、同映像は先月、朝鮮人民軍隊の主な幹部の中で公開され始めた。
高英姫氏は1960年代初めに北朝鮮に渡った在日朝鮮人出身で、今まで朝鮮に正式に報道されたことない。「毎日新聞」の分析によると、高英姫氏の誕生日である6月26日まで、朝鮮は引き続き高英姫氏のことを宣伝していくだろうが、整った経歴などが公開されるにはまだ時間が必要だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年6月12日