今年6月末の時点で、中国のネットショッピング経験者の31.8%が、フィッシング詐欺などのネットショップ詐欺に遭ったことがあるという。ネットショップ詐欺の被害者は6169万人に達した。人民日報が報じた。
4日に発表された「2012年中国ウェブサイト信頼性検証業界発展報告」によると、控えめに見積もっても、フィッシング詐欺や詐欺サイトによる被害額は、年間308億元(約3867億円)を上回る。
同報告は、中国電子商取引協会可信電子商取引推進センター、中国可信ウェブサイト応用推進連盟、可信ウェブサイト験証管理機構中網(knet.cn)ネットが共同で取りまとめた。中国電子商取引協会の宋玲会長は、「フィッシング詐欺をはじめとするネットワーク詐欺やネットショップ詐欺は、我が国のインターネット発展を妨げる障害となりつつある」と指摘した。
同じく4日、ネットワーク詐欺防止を目的とした「信頼できるウェブサイト」検証オープンアプリがリリースされた。工業情報化部の指揮のもと、全国情報安全標準化技術委員会が中心となり、ウェブサイトの信頼性を検証する上での国家基準が起草されている段階という。
「人民網日本語版」2012年7月5日