高齢化が進み、老年人口が増加していくことで、シニアマーケットが大きくなることは間違いない。この市場がどれだけの規模になるのかは、年金保険制度の整備状況と大きく関係するはずである。もし整備が未完全ならば、多くの人が年金保険に加入しないことから、老人は貧しく暮らすことになる。その時、シニアマーケットがどうなるかは言うまでもないだろう。しかし、もし年金制度が徐々に整備され、全ての人に十分な年金が行き渡れば、シニアマーケットは巨大なものとなる。それにより、第二の人口ボーナスが生まれる。シニアマーケットに金融市場を組み入れることも可能である。年金を金融市場で運用させることができるし、老年層の消費規模は巨大なものとなる。大きな可能性を持つ市場となっていくだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月17日