アメリカにおける年金の財源は主に、従業員の給与所得の一部を政府に納付する「社会保障税」である。その財源はすでに定年退職した人や身体障碍者、その家族などへの給付に回される。従業員は定年後、社会保障制度で規定された福利を享受できる。
定年退職後に得られる社会保障福利の金額は、在職期間や、社会保障税の納付金額や納付回数、定年の年齢などで決まる。早期退職者の場合は、適宜金額が減額される。
社会保障制度以外にも、政府と一部の会社で退職金制度が整備されている。アメリカ政府には「連邦被雇用者退職金制度」がある。政府職員は社会保障制度に加入し、社会保障税を納めるほか、毎月の給与の1.3%が徴収される。定年退職後には給与や在職年に応じた退職金が得られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年7月17日