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発信時間： 2012-07-10 10:17:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

専門家：引き上げは必然

定年年齢の引き上げは、現在提案の段階に留まる。高齢化社会への移行や平均寿命の伸長を考えれば、将来的には中国の定年年齢が引き上げられるのは必然である。中国の平均寿命が75歳だとして、55歳が定年とすれば、1人当たり20年間も養われる立場になり、年金の負担は非常に大きくなる。ドイツが年金保険制度を確立させたとき、定年年齢は70歳だった。しかし当時の平均寿命は約40歳だった。現在中国では年金の受給範囲が広く、平均寿命も急速に伸びており、高齢化が加速し続けている。この面で考えると、定年年齢の引き上げは必然なのである。

定年年齢の引き上げは世界の趨勢だ。年金の負担が大きくなっていることと、労働力不足がその要因だが、最も大きな理由として、平均寿命の伸長が挙げられる。

中国では、定年年齢の引き上げが大きな打撃となる人々がいる。たとえば肉体労働者である。歳を取った肉体労働者は、肉体労働者市場において弱者となる。しかし専門技術を持ったホワイトカラー層にとっては、歳を重ねても問題なく仕事を遂行できる。彼らにとっては、定年年齢の延長はむしろ朗報となるだろう。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2012年7月17日

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