▽「未来に利を残す」
今月5日午前、日本政府は2012年版「子ども・子育て白書」を閣議決定、発表した。白書によると、日本の満50歳の未婚人口比率は史上最高となり、満50歳の未婚者は男性が全体の20%、2005年比で4ポイント増、女性は同10%で、同3ポイント増となった。また、男性未婚者は1980年の7倍、女性は2倍となった。すなわち30年前に比べ、日本の「未婚族」は増える一方で、よって「少子化」問題が引き起こされ、日本の社会福祉制度を崩壊へと向かわせる最大の原因となっている。
社会保障制度の崩壊を遅らせる手段として、日本政府はこのほど、「消費税増税法案」を可決した。しかしこれは「犬のしっぽを犬に食べさせる」にすぎない。問題の根本的解決のためには、人口比率を整え、早婚多産こそ、末永い見識といえる。
かりに日本の各大学が九州大のような「求愛授業」を開設したなら、「剰男剰女(年頃をすぎても未婚の男女)」問題が解決し、「不婚族」「晩婚族」の拡大も抑制できる。大学生の恋愛・結婚に対する積極性を押し上げることは、「少子化」問題解決の有効な手段であり、よって「未来に利を残す」といえる。
結婚・恋愛観念の変化は、キャンパスライフから沸き起こるべきだろう。現代日本社会は、「求愛授業」を確実に必要としている。
「人民網日本語版」2012年7月19日