ダイエットをしている人は、どうにかして食べる量を減らそうとする。では「美女ウォッチング」にもダイエット効果があるのをご存じだろうか。米医学誌「Appetite(食欲の意)」は最近、「美女ウォッチング」すると食事の量が減るとするスイスの研究家の研究結果を掲載した。人民日報が発行する健康雑誌「生命時報」が報じた。
研究者らはまず、実験参加者を2グループに分け、5分間チョコレートを好きなだけ食べてもらった後、味の評価に関するアンケートに答えてもらった。チョコレートを食べる過程では、1つのグループがいる部屋のパソコンの画面には有名な芸術品や絵を数作品映し出し、もう一方のグループがいる部屋のパソコンにはスタイル抜群で、容姿の美しい女性の画像を映し出した。すると、芸術品を見ていたグループは1人当たり平均6.2個のチョコレートを食べ、参加者のほとんどがパソコンの画面に映し出される芸術作品を見ていなかったのに対し、もう1つのグループはほとんどの人が美女の画像に注目し、1人当たり平均4.5個のチョコレートしか食べなかった。
研究者らは「スタイルのいい女性などを見た女性は、自分とその女性を比較し、知らず知らずのうちに自分の食欲を制御するようになる。一方の男性は美女を目にすると、観賞という立場で見るようになり、食べることではなく観賞のほうに時間を使うので、食べる量が減る」と分析している。
「人民網日本語版」2012年7月25日