中国交通運輸部は8日、10月1日の「国慶節」(建国記念日)に伴う大型連休から、重要祝祭日の乗用車の高速道路通行料を無料とする通知を出したと発表した。同時に、各地に対し、重要祝祭日における小型乗用車(座席数7席以下)の通行料無料化業務を遺漏なく実施し、有料道路の通行効率とサービスレベルの向上を目指すよう求めた。人民日報が報じた。
交通運輸部は、各地の交通運輸主管部門および有料道路経営管理企業に対し、料金徴収所が設けられている有料道路を対象とした全面検査を実施するよう求めた。重要祝祭日の連休期間中、「7座席以下の小型乗用車の通行料を無料とする」という新措置に基づき、現有の有料・無料道路の適切な場所に分かりやすい案内標識を事前に設置し、合理的な配置を行い、全体計画・利用に関して告知する。交通流量が多い料金所には、有料車と無料車が料金所で混乱しないよう、「重要祝祭日の小型乗用車専用無料レーン」が特別に設けられる。
このほか、交通運輸システムは、有料道路利用に関する情報サービス提供を適宜強化する。重要祝祭日の連休期間中、高速道路情報表示板、交通情報ラジオ、テレビ、ウェブサイト、携帯電話ショート・メッセージなど各種メディアを通じて、連休中の有料道路情報を適宜発表し、国民が道路利用時間やルートを合理的に選び、過度の車両集中、有料道路の渋滞・混雑を避けられるよう誘導する。
「人民網日本語版」2012年8月10日