ロンドン五輪陸上男子110メートル障害予選を途中棄権した2004年アテネ五輪金メダルの劉翔選手(中国)は北京時間10日未明(日本時間同)、ロンドンのウェリントン病院でアキレス腱断裂の手術を受けた。1時間19分に及ぶ手術の後、劉翔選手は2日間入院する予定。執刀医によると、ハードル競技への復帰は全く問題ないという。人民網が報じた。
劉翔選手はロンドン現地時間9日午前10時、ウェリントン病院に入院した。上海市体育局の李毓毅・局長が同日午後5時20分ごろ、病院から姿を現した。李局長は「劉翔選手の手術はすでに終わった。手術は1時間19分続いた。執刀医は、手術の結果に非常に満足している。劉翔選手はまだ2、3日入院する必要があり、退院後は上海に戻って療養を続ける。劉翔選手自身も、手術の成功を大変喜んでいる。医師は、競技復帰は全く問題ないとの見方を示した」と述べた。
その後、上海華山医院の陳世益氏が、今回の手術について次の通り説明した。「皆さん、どうぞご安心下さい。手術後、劉翔選手は4週間のリハビリと4週間のギブス固定を経なければならず、回復までにはかなり時間がかかるでしょう。しかし私は、次のブラジル・リオデジャネイロ五輪で再びトラックのスタートラインに立つ彼の姿を観ることを強く望んでいます。手術後の彼の容態は、現時点では明らかではありません。明日には詳しくお知らせできると思います」
「人民網日本語版」2012年8月10日