文:張春俠
エコロジー経済、低炭素経済、循環型経済が世界の発展の中心になっている今日、「ハ陽湖生態経済区計画」は国家戦略に引き上げられ、生態産業クラスターの形成、グリーン経済の促進を実現し、江西省全体の発展をけん引するコアの成長拠点となる。
南昌市青山湖区をきっかけに、2011年9月から「臨江商務区」プロジェクトの推進が全面的に始動した。「臨江商務区」の建設計画は「グリーン・科学技術・文化」の3つの理念を掲げ、「ビジネス・貿易、金融サービス、本部経済(特有資源の強みを活用して企業の本部を集中させることで発展を目指す経済形態)、文化、レジャー、エコライフ」の5大機能が融合された新しい都市総合体の形成を目標とし、江西省の低炭素経済発展モデル地区となることを目指す。
「臨江商務区」の建設面積は4020ムー、「『南昌国奥城』を中心に、エコに根ざした地域づくりを行い、南北に高級住宅地を建設する。商業ビジネスの中心地、文化の中心地を形成し、本部経済の始動を目指す」という発展計画に基づいて建設が行われる。中でも「南昌国奥城」プロジェクトはオリンピック村の低炭素・省エネの先進技術を吸収し、中米国際低炭素フォーラムの会議場及び低炭素経済モデル基地の建設を行う。プロジェクトの投資総額は約305億元、建設規模は約330万平方メートル。同プロジェクトは太陽光エネルギーによる発電、ベン石のエネルギーとしての活用、新たな通気システムなどハイテクノロジーの低炭素技術を生かし、65階建ての中米国際低炭素経済フォーラムセンター、国際太陽エネルギー十大プロジェクト総合コンベンションセンター、中国低炭素経済研究院の「三大コア」を建設する予定である。低炭素経済展示センター、低炭素経済会議センター及び二酸化炭素排出取引センターを形成すると共に、研究開発のインキュベーション拠点、産業のイノベーション拠点、青少年科学教育の普及の拠点とすることを目指す。
中米国際低炭素経済フォーラム会議の会議場を基盤とし、「臨江商務区」には5大レジャースポット及びエコロジー街道も建設される予定である。中国各地の伝統文化と世界の流行最先端の要素を総合的に取り入れたレジャー・ショッピングエリアを形成し、文化的要素を豊富なレジャースポットとすることを目指す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年8月10日