17日に中国南部で猛威をふるった台風13号(カイタク)の被害状況について、広東省洪水防止・干ばつ対策指揮部(以下「省防総」)は21日、広東省西部の湛江市や茂名市、陽江市に所属する22県・市・区232郷・鎮の175万1400人が被災し、10万7460ヘクタールの農作物が被害を受けたことを明らかにした。15万4800人が避難生活を送り、倒壊した家屋は1154戸、直接経済損失は20億1700万元(約242億円)。中国紙「広州日報」は報じた。
幸いにも広東省では、今回の台風で亡くなった人はいなかった。汪洋・中国共産党広東省委員会書記(共産党中央政治局委員)や劉昆・省防総総指揮(副省長)は、今回の台風対策が功を奏したことを高く評価し、今回の経験を今後の対策に十分に生かすよう指示を出した。
「人民網日本語版」2012年8月23日