北京首都国際空港は29日午後10時、中国国際航空(CA)のCA981便が脅迫を受けたため、安全を考慮し、同空港に引き返したことを明らかにした。ただ、今のところ、異常は見つかっていないという。中国国営の「新華社通信」のウェブサイトが報じた。
脅迫があってから、同空港の安全保護部門は全力で調査を進めている。同便の引き返しを受け、CAと同空港は旅客に対して十分な配慮とサービスを実施したため、混乱はなく、旅客も協力・理解を示したという。
CAと同空港の関係者によると、脅迫内容に基づき全面的な調査を実施したが、今のところ異常は見つかっておらず、同便が予定通り米ニューヨークに向かえるよう準備を進めている。公安機関も同事件の捜査を進めており、違法行為を発見次第、法律に基づいて厳しく罰するという。
「人民網日本語版」2012年8月30日