上海で暮らす外国人は今十数万に上っており、家族全員で暮らす外国人も少なくない。そのような外国人の子供を対象にしたビジネスが今上海でにわかに盛り上がっている。中国国営の通信社「中国新聞社」が報じた。
中国の始業シーズンに当たる9月、上海では外国人が多く暮らすコミュニティーに活気があふれるようになっている。上海市の中心にある道沿いでは、外国人が子供を対象にした定期市を開いており、約60件の店がオレンジ色のテントを広げて集合している。そこに一直線に並べられた机には、英国風のカップケーキや外国の漫画、子供用の服、カバンなど、外国人の子供の興味をそそる商品が数多く並べている。
ここに店を出す米国人のDoreneMunozさんは片手に15カ月の娘を抱えながら、子供用の英語学習教材「stickerbook」や子供向けのピンクのトラベルクッションなどを販売している。Doreneさんは取材に対して、「夫と共に、子供を3人連れて上海に来て1年半になる」と教えてくれた。
Doreneさんは販売している商品を指しながら、「これらは、普段自分の子供のためにも、使っているもの」とし、「中国は10月に国慶節(建国記念日、10月1日)の大型連休がある。だから子供たちの旅行用グッズを売っている」と語った。