青海省、西寧市付近での漢民族の結婚式は、多くの漢民族の伝統的な古いしきたりと現地のチベット族、モンゴル族、回族、土族など各少数民族の結婚式習慣が融合したもので、全ての結婚式においては、最初の仲人探し、仲人への依頼、酒席の設け、新婦の里帰り、親戚付き合いなど、数十ものプロセスを踏まねばならない。そのうち、最も賑やかなのは、新婦を新郎の実家へ迎え入れた後の一連のプロセスと闹洞房(婚礼の夜、親戚や友人が新婚夫婦の部屋に集まってからかいながら祝福する)だ。しかし、社会の変化に従って、現在の結婚式はだんだんと簡素化されている。
青海省互助県蔡家堡郷関家山村でも、立ち退きをせねばならないことから、今回の結婚式がこの村での最後の結婚式となるかもしれないと多くの人々が言っており、新しい場所へ移ってからまたこのような伝統的な結婚式が引き継がれてゆくかどうかについては、皆なんとも言えない状況だ。