北京で年末に開通予定の地下鉄新4路線(6号線1期、8号線南区間、9号線北区間、10号線2期)が20日から試運転を始めた。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
同4路線は16日までに走行テストを終え、20日から3カ月の試運転を開始、年末の開業に向けた最終調整を行う。北京地下鉄公司の責任者によると、開通後、北京の地下鉄運行距離は69.8キロ伸びて442キロになる。配備車両は計166両。新たに46駅が開業、全体の駅数は262駅となる。乗り換え駅の数は14駅から37駅に増える。
1号線の「姉妹線」である6号線1期の開通により、1号線の混雑緩和が期待される。6号線の利用客は、開通直後で1日延べ70万人の見込み。安定した運営が数年続けば、その数は現在の1号線に匹敵する延べ140万人に上ると予想されている。一方、9号線は北区間完成により全線が開通。2号線に次ぐ第2の環状線となる10号線は、2期が工事中の豊台-前泥窪間を除いて暫定的に運行を始めたことで、C字形の路線が完成した。
4路線の詳細は以下の通り。(左から運行距離、駅数、運転区間、車両数、最短運行間隔)
▽6号線1期 30.4キロ、20駅、五路居-草房、41両、4分
▽8号線南区間 3.3キロ、4駅、北土城-鼓楼大街(「安?里北街」は工事中)、17両、5分
▽9号線北区間 6キロ、4駅、北京西-国家図書館、24両、5分
▽10号線2期 30.1キロ、20駅(「角門東」は工事中)、樊家村-西局(豊台-前泥窪間は工事中)、84両、3分。
「人民網日本語版」2012年9月25日