人類の平均予想寿命は世界的に毎年約3カ月ずつ延びており、若死にする人の割合が減少している。一方、人類の最長寿命に大きな伸びは見られない。もしかすると、人類はすでに最長寿命の極限に達してしまっているのかもしれない。これはもしかすると、人類繁栄の自然選択の過程で、150歳まで生きることができる遺伝子を残してこなかったことに起因するのかもしれない。生命時報が報じた。
老年学研究組織のデータによると、人類史上最も長生きしたのは、フランスのジャンヌ・カルマンさんで、122年と164日間(1875年2月21日-1997年8月4日)生きた。しかし、出生証明から見ると、20世紀に最長寿命が12年延びたというのは、同期の平均寿命の伸び幅36年の3分の1にすぎない。
ライフスタイルが継続的に改善され、長生きする高齢者が増加している。しかし、人類の寿命に存在するいわば「期限」の枠を超えることはできていない。科学者のほとんどが、人の体は年を取るにつれ老化するというのは、遺伝子が決定することではないが、老化を遅らせる修復メカニズムは遺伝子が決定するものと考えている。
つまり、90歳や100歳まで生きる人の数に上限はないものの、多くの人が120歳までいきるというのは、もしかすると永遠に実現することはできないのかもしれない。さらに、遺伝子工学のサポートがなければ、例え皇帝であっても、150歳までいきることは極めて困難だ。
「人民網日本語版」2012年9月25日