莫言饅頭の中には、黄色い栗あんが入っている。皮はとても薄い。包装はシンプルなもので、透明な包装紙に「莫言饅頭」と書いた紙が巻かれている。莫言が来た年、菓子店主は莫言の作品を読んで感動しており、加えて本人とも歓談できた。その友情は忘れがたく、莫言が中国に帰った後、店主は寺主と共に北京に行き、新商品「莫言饅頭」を莫言の家に持って行って彼の家族に食べてもらうことにした。
莫言がノーベル賞を受賞した後、莫言饅頭も注目されるようになった。これについて、記者は西口屋店主に電話でたずねてみた。筆者の身分を名乗る前から店主は、「莫言饅頭のことかい」と笑い、そして「メディアの人だろう?」と尋ねた。似たような電話が何度もかかって来たらしい。莫言饅頭はもう販売終了したと店主は話す。それを聞いた記者は残念に思ったが、いずれにせよ、莫言と店主の間のエピソードが感動的なことには変わりない。
莫言馒头里面是黄色的栗子馅儿,外面是薄薄的面皮。包装很朴实——一张近乎透明的纸上缠著写著“莫言馒头”的纸条。当年点心店主因为读了莫言的作品很感动,再加上与莫言交谈甚欢,友情难忘,于是在莫言结束访日之旅回到中国之后,店主和寺主还相约一同前往北京,把新产品莫言馒头亲手带到莫言家里,希望莫言一家人都能品尝。
莫言获得诺贝尔奖之后,莫言馒头突然备受关注。记者为此致电西口屋店主。还没等记者自报家门,店主听说要询问莫言馒头的事情,立刻笑著问:“你是媒体的吧?”可见类似的电话他接到多次。店主说现在莫言馒头已经停止销售了。记者听了虽然有些遗憾,但是却依然被莫言与店主之间的这段佳话所感动。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年11月9日