莫言がノーベル賞を受賞してから、彼にまつわる様々なエピソードが話題になっている。そのうち、日本に「莫言饅頭」というお菓子があると聞き、好奇心を禁じえなくなった。饅頭(マントウ)を、日本でも饅頭(まんじゅう)という。しかし中国のそれとはかなり異なる。中国では主食の扱いであり、かつアンコがない。しかし日本ではアンコが入っているのみならず、非常に小さい。
愛知県の称念寺のそばには、数多くの菓子店が並んでいる。「お菓子の西口屋」はその1つである。莫言が訪日した際、称念寺に住んだことがあった。その晩、彼は夢を見た。寺主が両手で空気を変え、彼を持ち上げてお菓子屋の上で揺さぶったのだ。目覚めた彼は通訳を連れて西口屋を訪れ、店主に夢のことを話して盛り上がった。西口屋の店主はそれをヒントに新しいお菓子を開発した。名前はまだなかった。莫言に食べてもらうと、莫言は「表現できないほどうまい菓子だ」と言った。「表現できない」は「莫言(言うなかれ)」と同じ意味である。店主は喜び「莫言饅頭」と名付けることにした。
莫言获得诺贝尔文学奖之后,关于他的很多事情都热门起来。听说日本有种甜点叫莫言馒头,不由十分好奇。日本馒头虽然叫馒头,但是和中国的馒头是完全不同的,中国的馒头是主食,且不带馅儿,但是日本的馒头不仅有馅儿,个头也非常小。
在日本爱知县的称念寺旁边,有很多点心铺子。其中有一家店叫御果子司西口屋,当年莫言访问日本时,就住在称念寺裡。当天晚上他做了一个梦,说寺主的双手变成了空气,托著他在点心店上边摇晃。于是,梦醒后他便与翻译一起来到了西口屋,并与店主交谈甚欢。没想到此举却给西口屋店主带来灵感,他正在试做新点心,还没有名字。让莫言品尝之后,莫言脱口而出“好吃得没得说”。“没得说”就是“莫言”,于是店主满心欢喜地把这种新产品起名为“莫言馒头”。