中国のネット上で最近、2012年12月21日を人類滅亡の日と説くマヤ文明が話題となっていることを背景に、「マヤ人は信頼できるか?信頼できるなら、私は……」で始まる「マヤ文体」が人気に。若いネットユーザーらが、自分の「余生」の計画を次々に投稿し、これまで成し遂げられなかった夢に対する“無念”などを語っている。中国国営の通信社「中国新聞社」のウェブサイトが報じた。
インターネットの普及に伴い、「ネット用語」と呼ばれるネット世界特有の文体が生み出されている。中国で「ネット用語」を次々に生み出しているのは、80-90年代生まれの若者たちだ。彼らは主に中国版ツイッターと言われる「微博(ミニブログ)」に、新ネット用語に対する自分なりの説明を投稿し、ネット世界を存分に楽しんでいる。
メキシコ南東部、グアテマラ、ベリーズなど、いわゆるマヤ地域を中心として栄えた「マヤ文明」で用いられていた暦の1つ「長期暦」が、2012年12月21日から12月23日頃に1つの区切りを迎えるとされ、「2012年人類滅亡説」が唱えられている。この“予言の日”を間近に控え、「マヤ人は信頼できるか?」で始まる「マヤ文体」が大人気になっているというわけだ。
2日、中国大手ミニブログサイト「新浪微博」の「マヤ人は信頼できるか?」を話題にした特設ページには、1週間でネットユーザー20万人が投稿。「信頼できるなら」と前置きして、「こんなに一生懸命仕事を探さなくてもいいや」、「今月のクレジットカードの返済やめとこう」、「12月は仕事をせずに、西蔵(チベット)自治区に行ってブラブラしたり、結婚したり、全裸水泳をやったり、海に飛び込んだりしたい」などと、自分のしておきたい事などを語り、盛り上がりを見せている。