これら自由な発言を連発する一部のネットユーザーに対して、「早く実家に帰って親孝行しないと」、「自分が一番愛する人に、これまでもったいなくて買えなかったプレゼントを贈りたい」、「これまで何年も片思いしていた女の子に面と向かって告白したい」など、生活中の気がかりな事や心の奥に秘めていた思いを語るネットユーザーも数多い。さらに、「そんなに贅沢な願いでもないのに、どうしてこれまで言い訳ばかりして後伸ばしにしてきたのだろう。『人類滅亡の日』を目の前にしなければ、行動に移せないのか」と、自分に問いかける投稿も見られる。
あるネットユーザーは、「ネット時代になって、ほかの人とコミュニケーションを取るのがとても容易になり便利。今年が『マヤ文体』なら、来年はモバイルOS市場でアンドロイドに抜かれると見られる『シンビアン』をテーマにした文体が人気になるだろう。これらは、ネットユーザーの想像力をかきたて、社会の人々の一部の感情を反映している』と語っている。
一方、陝西省社会科学院の石英・副院長は、「このように急速に伝わる一部グループの思想・意識は、プラスのエネルギーとなるよう合理的に誘導しなければならない」と指摘する。
中国インターネット情報センターの「第30回中国インターネット発展情況統計報告」によると、2012年6月末の時点で、中国のネットユーザー数は5億3800万人に達しており、うち2億7400万人がミニブログを利用している。
「人民網日本語版」2012年12月4日