「イケメンからは『イケメン税』を徴収すべき」日本の経済学者・森永卓郎が先日提示した奇妙なアイディアが日本で話題になっている。将来的に「イケメン税」が実施されるかどうかはさておき、自分をよりかっこよくするために、化粧品を購入し、美容院に行き、整形手術をする……ここ数年、日本人男性の中に居酒屋で時間をつぶすのではなく、美容を重視する「綺麗男(キレオ)」という人々が増えてきているという。
日本の化粧品業界の年度報告をみると、日本で経済力が減退する中、2012年の男性化粧品市場は、前年比1.3%増の1008億円と「元気が出るような」躍進ぶりだ。「普通の日本人男性の多くに美容意識が芽生え始め、化粧や整形はすでに女性だけの楽しみではなくなった。」産経新聞はこう分析している。
今年1月、日本の著名な調査機関であるリクルート傘下の「ビューティーワールド総研」が実施した美容意識調査によれば、調査対象となった20-30歳の男性の78%が「美容に気をつけて、常にスキンケアや化粧品を使用している」と答えた。同じ回答が30-50歳の男性では55%で得られた。総務省が実施した「2011年度家計調査」では、34歳以下の日本人男性が1カ月に購入するスキンケア用品の平均金額は11000円で、2010年比で33%増加している。
市場開拓に苦心するビジネスマンにとっては、「キレオ」たちが手放せない購買層であることが朗報であることは間違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月24日