トリンプジャパンは、今年2月、男性用シェイプアップインナーを市場に投入、日本人男性から人気を得ている。パナソニックの広報責任者によれば、来年も男性用美容機器を引き続き市場に投入する予定だという。
「現在、男性向けの美容家電専用売り場を増設しました。体毛用シェーバー、毛穴クリーナーなど製品の売れ行きは好調です。」家電量販店大手ヤマダ電機の販売員・秋山超介さんはいう。
日本の女性たちはこうした「キレオ」の登場をどのように見ているのだろう。資生堂が行った調査では、ほぼ7割を超える日本人女性が男性は自分の外見イメージに投資すべきと考えている。
「日本人女性で現在流行っているのはきちんとした男性だ。収入に限りがあるので、一部の男性は酒を飲まず、その分イメージ改善のために金を使うようになった。」日本第二の男性用化粧品会社であるマンダムの販売部マネージャー下川真由さんは、結婚が難しくなる昨今、「女性にもてるため」が「キレオ」が増えてきた大きな理由だと語る。
勢力を拡大しつづける「キレオ」について、コラム作家の田島熏さんは、「男性の外見の変化は彼らの男性社会での役割の変化を意味していない。日本では、男性的な気概と外見のスマートさは矛盾しない。女性が独立して出世する中で、男性たちもかっこよい外見で女性を引き寄せ始め、女性も独断専行型の男性を好まなくなっている。」と指摘している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月24日