3 教育の中身の空洞化
日本式教育の非常に大きな弊害は、記憶力を過度に重視していることだ。日本は「記号の国」と呼ばれている。たとえば、学生は鎌倉幕府設立は1192年と覚えているが、鎌倉幕府がなにをしたかという問題についてはあまりわかっていない。事実、キーワードだけを覚えてもあまり役に立たない。学生は何かの記号にだけ反応するべきではなく、決してひとつとは限らない、仮説に対する解答を求めるべきだ。
日本の大学生が就職活動をする時、多くは給与や就業条件が快適かどうかなどを考える。これでは、日本が一体学生になにを教えているかを嘆かずにはいられない。これでは本物のエリートは育たないのではないか。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月25日