餅の多くは円形で、正月に穀物神に捧げるお供え物だ。その形状は古代の青銅の鏡に似ているため、鏡餅と呼ばれることもある。鏡は古代、祭りの際に用いられる三種の神器の一つであった。鏡餅は枕元に飾られることが多い。
おせち料理は歳神を迎えるために正月に作られる、ふだんは食べない料理だ。おせち料理は、一つの季節が終了し、新たな季節を迎えることを意味する。本来ならば、餅やおせち料理は神を祀るためのお供え物であり、私たちが食べるべきものではない。しかし神から力をもらうため、遠慮なく食べてしまうわけだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月31日