一部アナリストは「金正恩(キムジョンウン)第1書記が政権を握ってから、朝鮮には新たな変化が起き始めている」と指摘。金正恩氏は、科学と技術こそ経済発展を推し進める動力であると考えており、国内全ての学校でのコンピューターの使用、工場の機械のデジタル化の実現を目指している。2012年には、カリフォルニア州マウンテンビュー市にあるグーグルの本社を朝鮮代表団が訪問している。その際、グーグル社は「グーグルアース」が提供している朝鮮の首都平壌の衛星写真を、朝鮮の官僚らに紹介したという。
韓国慶南大学の朝鮮専門家は、「朝鮮はおそらく、グーグルが提供するメールや地図などのサービスに関心を示していると思われる。朝鮮側の専門家を派遣して、ソフトウェア技術やアップデートなどについての研修ができるよう、グーグルに働きかける可能性がある」との見方を示している。また、アナリストは「グーグルが朝鮮で商業的な投資をする可能性は極めて小さい」と話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月4日