今年の「春運」(春節前後の帰省ラッシュ、今年は1月26日から3月6日の40日間)の鉄道切符オンライン予約・購入は、過去数年に比べ、かなりスムーズに行われている模様だ。というのも、新しく登場した予約・購入用アプリケーションソフトが利用者に大評判で、「帰省切符を首尾よく購入できた」と、このアプリを使った感想が数多く寄せられている。ネットワーク技術者は「鉄道切符予約購入ソフトを利用して予約内容を繰り返しネット上に送信することで、予約購入の成功率は確かにアップするが、同時に、個人情報の漏えいやPCがウィルス感染するリスクが生じる」と指摘している。中国網が報じた。
■成功事例 わずか6分間で寝台席を確保
メディア関係の仕事に携わっている梅さんは今月15日、このアプリを使って2月3日広州-南昌T172号車の寝台車中段席を確保した。梅さんは乗車希望日の広州東駅発列車チケットが発売される15日正午の15分前にアプリを起動、予約したい列車名と自分の個人情報を入力しておいた。午前11時55分ごろ、予約に向けた操作を開始、「予約内容送信の自動更新」を設定した。発売開始時刻の正午になった。アプリが自動的に予約内容送信を繰り返した結果、12時6分に見事予約が完了したのだ。
春運期間の鉄道切符オンライン販売量は今年、大幅に増加、各種予約・購入アプリが続々と大量に出回った。これらのアプリはいずれも、予約内容の送信を自動的に行ったり、学割など切符の種類を指定したりなどの機能を備え、さらにはリアルタイムで残席がある切符やキャンセルされた切符の監視コントロールも行う。多くのネットユーザーは、このような機能のおかげで、春運の鉄道切符を無事確保できたと喜び、中国版ツイッター「微博」上に画像付きで報告する人もいた。だが、同じアプリを使っても、お目当ての切符を取れなかった人もいたようだ。