北京市は今年、「南水北調(中国南部地域の水を北部地域に送る)」プロジェクトとその関連工事を加速させ、2014年には長江からの水の引き入れを実現させる方針であることが、市第14期人民代表大会第1回会議で明らかになった。人民日報が報じた。
北京の1人あたり水資源使用量は、全国平均のわずか7分の1、世界平均と比べると30分の1だ。2014年に長江からの導水が実現すれば、年間供水量は約10億立方メートルに達し、北京市民の生活用水需要が優先的に確保される見込み。市南水北調弁公室の担当者は「長江からの導水が実現した後も、『使用目的別同料金」の方針に変更はなく、市内の世帯向け水道料金の値上げを行う予定はない」とコメントした。
「人民網日本語版」2013年1月24日