青島市市南区の某宴会場、ウェイターが宴会が終わったあとのテーブルを片付けている
中国は間もなく、年に一度の盛大なイベントである春節(旧暦のお正月)を迎える。1年間、一生懸命働いてきた人々が友人や家族との団欒を楽しむこの時期に欠かせないのが、テーブルを囲んで美味しい料理を大いに食べ、美味しいお酒を大いに呑んで盛り上がることだ。しかし、宴会が終わった後の乱雑に散らかったテーブル、大量に残された料理を目の当たりにし、「舌の上の贅沢」を反省する人がどんどん増えているようだ。これまでは日常茶飯事だった中国式の「剰宴(食べ残された宴会の意、発音が盛大な宴会を意味する「盛宴」と同じ)」がネットで注目され始めている。
上海市や広州市の各レストランで撮影された「剰宴」の写真が、ネットにアップされるや否や、たちまち大きな反響を呼んだ。飲み代を除いても5-6千元はする豪勢な宴席料理、誰も手をつけていない蟹やら鶏やら魚が丸ごと残されていることもしばしば。この中国の「剰宴」の話題でネットが炎上し、23日午後3時の時点で、新浪マイクロブログでの「剰宴」に関する検索は11万件に上った。このようなもったいない宴会に反対するため、「きれいに食べきったお皿」を意味する「光盤運動」を呼びかける人も少なくない。