林国本
先般、北京でロンドン・オリンピックですばらしい戦績をあげた選手たちを表彰する大会が開かれた。水泳種目で好成績をあげた孫楊選手、葉詩文選手らが表彰されるとともに、その他の種目ですばらしい成績をあげた選手たちも表彰された。
この大会はまた、1952年のヘルシンキ・オリンピックに数名の代表を送り、国旗を掲揚したことなどを振りかえり、これまでの数十年間にいろいろな部門で中国スポーツ界の発展に尽力した人たちもその姿を見せた。
私見であるが、中国スポーツ界がこれほど速く進歩をとげたことは、奇跡に等しいと言っても過言ではない。スポーツの世界はなが年らい欧米や日本の独壇場であったと言え、強豪がひしめくこの世界でランキング・ツーに入ったことは世人を驚かせる一大進歩である。国名を挙げることは差し控えるが、なが年植民地であった国でこれほどの進歩をとげた例は皆無である。これは中国スポーツ主管部門の歴代のトップたちの指導の成果であるとともに、縁の下の力持ちとして貢献したコーチたちの努力のたまものと言えよう。