ロシア南部チェリャビンスク州周辺の隕石落下の衝撃波により、周辺地域には割れたガラスの破片が大量に散乱し、市の職員が処理に追われていた。
現地時間15日早朝、ロシア南部チェリャビンスク州は氷点下20度の寒い朝を迎え、街行く人の姿もまばらだった。突如、空に閃光が走り、街全体が白い光に包まれ、隕石と見られる燃えた火の玉が、燃焼による煙でできた「白い尾」を引いて地面に落下した。その光景は、「地球滅亡の日を題材にした映画のワンシーンのようだった。この世の終わりが、本当に来たと思った」と20歳のグアノさんは話す。
「あれは一体なんだ?」と聞くと、「皆は飛行機が墜落したのではないかと話していた。そして、すぐ後ろで爆発音が響いた。周りの建物や車が燃えて、辺り一帯がまぶしい光に覆われて、恐ろしいほどの明るさだった。映画で見るような地球最後の日が来たのかと思った」とグアノさんは語った。