「春節の連休後は胃腸疾患が多く発生する時期なので、注意が必要だ。」哈爾濱(ハルビン)医科大学付属第3病院の胃腸外科副主任の宋洪江氏によると、連休期間には家族や友人などと集って会食し暴飲暴食することなどにより、胃腸が疲労状態となり、調整しなければ疾病にかかる可能性がある。
宋医師によると、正常な状況下では健康な人の胃腸は正常なリズムで規則的にはたらき、1日3食を定刻に適量食事する。春節の連休期間は家族や友人と会食する機会が多いため、食事回数が増え、時間が長くなり、食事量が増え、飲酒量が多くなり、塩分や糖分、油分の多い食事を多くとりすぎることになる。こうした状態が続くと胃腸が疲労状態となり、注意しないと胃腸疾患にかかる可能性がある。
暴飲暴食は胃腸の機能を撹乱し、油分の多い食物を多く摂取することで膵炎や胆のう炎などの疾病の可能性があり、同時に腹痛や下痢などその他の疾病を生じる可能性がある。
春節の終わった後、会社員は再び友人などと会食することが多くなる。こうした不規則な飲食が続くことで胃腸を傷つける可能性が大きく、重視する必要がある。食事の時には過食しないように気をつけ、腹八分目でやめるべきだ。また、繊維質の多い雑穀や新鮮な果物、野菜を多く取ると胃腸の機能の調節に役立つ。胃腸病の既往症のある人は、例えば胃の病気の患者は胃の粘膜を損なうような食物の摂取を避ける、胃潰瘍の患者は飲酒を適量にするなど、それぞれの状況に基づき食事をする必要がある。
「人民網日本語版」2013年2月16日