ロシアのニュースサイト「RUSNEWS」の報道によると、米航空宇宙局(NASA)の専門家は、ロシアに落下した隕石のデータをまとめ、体積と威力はこれまでの推定規模を大幅に上回り、1945年に広島に落とされた原爆の30倍に相当すると分析した。
NASAの最新の分析結果によると、隕石の直径は15メートルでなく17メートルで、重さは1万トン(これまでの分析では7000トン)に達する。専門家は5カ所の観測所が得たデータを基に隕石を分析。チェリャビンスク州から6500キロ離れた米アラスカの観測所が得たデータから、隕石が大気圏に突入してから分裂するまで32.5秒かかったことがわかった。
モスクワ時間2月15日7時20分、ロシアのウラル地方の住民が隕石の落下を目撃した。隕石は煙を上げながら飛行し、閃光を放った後に大きな音をあげて爆発した。落下地点から近いチェリャビンスクでは、巨大な衝撃波によって家屋が損壊し、約20万平方メートルにわたってガラスが割れ、約1200人が負傷した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月17日