観光地として人気の高いエジプト・ルクツールで26日、観光客21人を載せた熱気球が爆発・炎上する事故が発生、19人が犠牲になった。京華時報が報じた。
英国のタブロイド紙デイリー・ミラーの公式サイトによると、着陸時にスタッフが気球のロープを引っ張ったところ、プロパンガスのホースが破裂し、プロパンガスが爆発したことが事故の原因である可能性があるという。爆発後、引火した気球が上空400メートルまで急上昇したという。
エジプトのセキュリティースタッフは、「飛行前に気球の定例検査を実施したところ、爆発した気球の状態は悪かった」と明らかにし、「飛ばすべきではなかった」との見解を示した。
エジプトで以前に気球に乗ったことがあるという香港人によると、この種の遊覧用の熱気球には通常、24-25人が乗り、うち1人が操縦士。熱気球内には4-5人が立てる枠があり、上昇前に気球に酸素を注入し、操縦士がバーナーで熱を送り込む。そして、十分な浮力が得られた時点で、ロープを放し上昇する。1回の行程は約45分から1時間。着陸する時には、地上にもスタッフがいるという。(編集KN)
「人民網日本語版」2013年2月27日