海外メディアの報道によると、水産庁の担当者はこのほど、「一部の国家からの強い反発、一部の環境保護団体の武力による妨害があるが、日本が捕鯨を止めることは現在も、そしてこれからもない」と表明した。
捕鯨産業を担当する林芳正農林水産相は、日本の捕鯨に向けられた批判は「日本文化に対する偏見」であると指摘した。林氏は、「日本の捕鯨は長い歴史を持っている。日本は島国であり、広い海に囲まれているため、海洋から良質なタンパク質を得ることは非常に重要である。これはまた食品安全にとっても、非常に重要なことだ」と語った。
林氏は、「誰もが鯨を食べるべきだと主張したことは一度もない。しかし日本の捕鯨は長い伝統と文化を持っている。一部の国家、例えば韓国では犬を食べ、オーストラリア人はカンガルーを食べる。なぜ他国のことばかりに口を出すのか)」と話した。
水産庁は20日、南極海域で活動していた日本の調査捕鯨船「日新丸」が給油をしようとしたところ、反捕鯨団体のシー・シェパードの船舶から接触などの妨害を受けたと発表した。シー・シェパードは同日、日本側の船舶が故意に反捕鯨船に衝突してきたと表明し、また日本の捕鯨船は南極海洋公約で捕鯨が禁じられている海域で給油を行なっていたと称した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月28日