驚きの米朝「バスケ外交」に中国の専門家は「効果薄い」

驚きの米朝「バスケ外交」に中国の専門家は「効果薄い」。

タグ: NBA,スター選手,朝鮮,核実験

発信時間: 2013-02-28 11:10:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「デニス・ロッドマンが朝鮮訪問?!」米紙・ウィークリーLAは先日2つの符号をつけてその衝撃を表現した。NBAのもっとも注目を浴びる元スター選手「ワームマン」ことロッドマンが突然「この地球上で政治的にもっとも孤立している国家である朝鮮」を訪問、しかも朝鮮政府の三度目の核実験で米朝関係が最高に緊迫しているこの時の行動だ。米国メディアは今回彼が訪問を成し遂げた主な理由は金正恩(キム・ジョンウン)がバスケットボールの大ファンだったからだという。ロッドマンとともに米国のバスケットボール・エキシビションチームのハーレム・グローブトロッターズ(Harlem Globetrotters)の代表選手数名が訪問し、一週間前後の訪問期間中に朝鮮の子供たちと「スポーツを楽しむ」という。

これは中米のピンポン外交に類するような政治的な大事件だろうか。米国の世論では論争が盛んで、先に1月訪朝したグーグルのシュミット会長に次いで、ロッドマンが突然担ぎ出され、朝鮮政府の米国の民間人に対する開放が早すぎることから両国の政府機関では互いの責任をなすりあい、ともに米朝政治のメロドラマを陰から支えているようで、両国の「敵対関係」が本当はどうなのかに注目する人が多く、鉄板の上に大きなはてなマークが浮かんでいる。

「腕白な男の子が意中の女の子の気を引くときには、彼女のおさげを引っ張るものだ。」米誌・フォーリン・ ポリシーは分析する。たしかに「指導者がバスケ好き」であるほか、ロッドマンがピョンヤンからどのような情報を引き出すことができるか見守っている人は多い。

今回の「バスケ外交」の成果について、中国人学者の呂超氏の見方は厳しい。今回のバスケ外交はおそらく朝鮮の指導者の個人的な趣味と大きく関係しているが、米朝が当面している状況は米中ピンポン外交当時とは違う。当時の米中は互いに接触しており、関係改善を望んでいた。間を隔てていた障子を「ピンポン外交」で破ったに過ぎない。だが、朝鮮は第三回目の核実験を実施、朝鮮が抱いている望みや米国に反対する意思は極めて強烈で、米朝の間の矛盾は今の世界で最大級だ。障子どころではなく、城壁ほどの厚さがある。つまり一回の「バスケ外交」が朝鮮問題の難題に大した影響が与えられるわけがない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年2月28日

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