日本の女性の間で最近、流行している「黒ニンニク」が、広州でも人気となりつつある。美容好きという宝さんは、取材に対して、「売っている所もあるけど、値段が高い。でも、思いがけないことに主人が黒ニンニクを提供しているレストランを見つけて、週末に連れて行ってくれる。うれしいことに割引もある」と目を輝かせた。
■ネット上で「幸せ」を自慢する女性
国際女性デーにもらったプレゼントをネット上に投稿するネットユーザーも多い。プレゼントは女性が普通好きな花束やバッグ、ぬいぐるみだけではない。幸せに満ちたラブラブな様子をネット上で“自慢”している女性も多い。一方、会社からもらった万歩計を国際女性デーのプレゼントとして妻に渡す男性もいる。この作戦はすぐに見破られたようだが、同女性は不満と共に「色は女性好みのピンクだから、まだよかった」とつぶやいている。
多くの女性にとって、最も大切なのは男性の「気持ち」だ。ある女性は、「さっきご近所さんとおしゃべりしたんだけど、彼女の旦那さんは、好きな食べ物を買うようにと彼女と娘に100元(約1400円)ずつ渡すらしい。彼女は幸せに満ちた顔をしていた」と羨む。
■男性「イベントが多すぎる」
国際女性デーに女性にプレゼントをあげるかという質問に、明確な態度を示さない男性も多い。取材では、同日にプレゼントを贈るのは主に会社であることが分かった。また、中国には、国際婦人デーの前日である3月7日に、「女生節(女子学生の日)」というのがあるため、その日に彼女にプレゼントを贈るという男性も多い。張逸さんは、「先週末、香港に行ってお揃いの腕時計を買ってきた。国際女性デーの日に渡すつもり」と語る。
一方、商売人達は、国際女性デーにあやかって、売り上げを伸ばそうとしているものの、実際には当の男性たちの反応は冷ややかなようだ。ホワイトカラーの李さんは、「大学生だった時、国際女性デーに母にバラの花を贈ったことがある。でも、その時だけ」とし、「今はイベントが多すぎる。クリスマス、バレンタイン、誕生日、出会い記念日、結婚記念日と毎月のようになる。毎回プレゼントを買っていたら破産してしまう」とこぼす。
会計師事務所で働く呂さんは、いつも家族のために自分で買い物に行って料理をし、友人の間でも「模範的な夫」として知られる。ただ、国際女性デーにプレゼントを贈ることに関しては、「給料が振り込まれる銀行カードも妻に渡している。それに重要なイベントの時には毎回ちょっとしたプレゼントを用意している。国際女性デーはもういいだろう」と冷ややかだ。
「人民網日本語版」2013年3月8日