北京の大気汚染、10年で改善可能=専門家

北京の大気汚染、10年で改善可能=専門家。

タグ: 両会,鐘南山,濃霧,発がん物質,PM2.5

発信時間: 2013-03-14 14:43:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

両会(全国人民代表大会・全国政治協商会議)の開催期間、全国人民代表大会代表、中国科学院院士の鐘南山氏は記者の取材に応じた際、「頻発する濃霧による健康被害」、「濃霧による危害の防止はどこから着手するべきか」、「自己防衛はどのようにするべきか」について詳細な説明を行い、濃霧に勝つ自信があると述べた。

鐘院士は、「PM2.5とは2.5μm以下の極小微粒子を指し、硫酸塩、硝酸塩、さらにはウイルスなどを運ぶことができる。化学物質・発がん物質・その他の物質・ウイルスなどを含むPM2.5は肺胞に入ると、深刻な感染を引き起こし、人体に大きな危害を与える」と語った。

鐘院士は両会の開催期間に、「GDPが第一なのか、それとも人の健康が第一なのか」と厳しく詰め寄った。鐘院士は、「私はPM2.5の研究に向け多くの資料を集めたが、心血管系に対して深刻な危害をもたらすことが分かった。私は当然ながら、健康が第一だと考えている。大気汚染・水・食品安全を含め、我々はこれらの健康・生存問題を重視するべきだ。一人の健康・生存が脅威にさらされている時、何が一番重要だろうか。GDPがやはり重要なのだろうか」と疑問を呈した。

「濃霧の中で生活する多くの人々にとって、最大限に自らを保護する方法は何か」という質問に対して、鐘院士は「5・6級の汚染といった深刻な大気汚染が発生した場合、マスクを着用し、室外運動を避けるべきだ。しかし外科のマスクはPM4までしかカットできず、PM2.5では役に立たない。もっとも、これらは消極的な方法に過ぎないが」と語った。

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