2012年度武漢科学技術大学資源・環境工学院採鉱コースの学生は計30人、内訳は、男性29人と女性1人。紅一点の烏琳さんが「クラスのマドンナ的存在」であることは疑いようもない。しかし彼女は、新学期が始まって間もなく、大学に「転部申請」を提出した。一斉に慌てふためいたクラスメートの男子学生29人は、「転部しないで」と慰留するラブレターを彼女に集団で送った。武漢晨報が伝えた。
一昨日、烏さんは29人のクラスメートからラブレターを受け取った。クラスの紅一点である彼女は、常日頃から男子からの特別な配慮や愛情を独占してきた。3月7日の「女子学生の日」には、「君は、僕たちの女王様だ。これからも絶対に大切にするよ!」と、クラスの男子全員からリンゴと祝福が贈られた。
採鉱コースの男子学生・張さんは、「彼女が転部願いを出した事を聞いて、クラスの男子は片時も彼女から目を離さず、細かいところまであれこれ気を配った」と話した。
クラスメートからの寵愛を一身に受けている烏さんが、29人の熱烈なファンを捨てることなどできるのだろうか?しかし彼女は、「女子学生が採鉱関係の仕事に就くことは非常に難しいという現状から、長期的に見て、転部希望という選択をする以外になかった」と胸の内を語った。
クラスメートから次々と寄せられたラブレターを見て、彼女はとても感動した。「今後、彼らとは一緒に授業を受けられないけど、たびたび会いに来るわ」
29通のラブレターは結局、「クラスのマドンナ」の心を引き戻すことはできなかった。しかし、採鉱コースの男子たちは「誰かが君をいじめるようなことがあったら、いつでも僕らに会うために採鉱コースに戻って来て」と彼女の新しい門出を祝福した。
「人民網日本語版」2013年3月24日