広東外語外貿大学・中国語言文化学院の何光順・准教授が最近、授業で「女子大生は十分な時間を用いて身繕いをするべきで、10時に始まる2時間目の授業に間に合えばそれでいい。7時から9時までの時間は化粧に使い、優雅な姿で登校すれば、男子学生は感動と励みを得、奮闘する力が出てくる」と発言。ネットユーザーらの間で物議をかもしている。北京晩報が報じた。
広東省広州市の夕刊紙「羊城晩報」の23日の報道の中でも、何准教授は「女子大生は化粧をするべきという意見に、差別的な見方はみじんも含まれていない。本意は女性の負担を軽減することにある」と持論を堅持。「現在の女性は家庭内の重い責任を負う必要があるだけでなく、男性と共に学び、働かなければならず、自分に気をかける時間がほとんどない。学校が早朝の1時間目の授業を取り消すか、化粧の仕方など女性関連の勉強をする授業に変更し、女子大生に選択の余地を与えることができれば、女性にとっては負担の軽減につながるに違いない」と指摘している。
女子大生に化粧をするよう勧めるのは、確かに差別的な見方とはいえない。しかし、何准教授はもしかすると、同意見はある観点から考えると、「男性に対する差別」につながるということを理解してないのかもしれない。現在の若い男性は、スキンケアに気を使い、化粧をする男性さえいるなど、身繕いの点で若い女性に一歩も引けを取ってはいないということを知っておかなければならない。最近、中国版ツイッター「微博(ミニブログ)」では、ある男子高校生のスキンケアに関する投稿が話題になった。同投稿には、スキンケア商品がズラリと並び、繁雑なスキンケアの過程が記されている。同投稿に、「女性顔負け」と、完敗を宣言する女性達もいる。つまり、男性にも女性にもそれぞれの美に対する追求があるということ。