上海市衛生部門は7日午後5時の時点で、市内で新たに2人が鳥インフルエンザウイルス(H7N9型)に感染したと発表した。これで、上海の感染者は計10人となり、うち4人が死亡した。京華時報が報じた。
感染が確認された10人の濃厚接触者194人に対する医学的観察の結果、発熱・咳・喉の痛みの症状が出た2人は、H7N9型鳥インフルエンザウイルスに感染していないことが明らかになった。人から人への感染は今のところ確認されていない。
上海市疾病抑制センターの呉凡主任は7日午後、上海市人民政府新聞(報道)弁公室公式微博(ミニブログ=中国版ツイッター)で、「H7N9型鳥インフルエンザ感染者8人のうち、4歳男児の病状は快復した」と発表した。この男児の例から、H7N9型鳥インフルエンザウイルス感染者が全て重症になるとは限らないことが判明した。
「人民網日本語版」2013年4月8日