出席者と交流するビル・ゲイツ氏
ビル&メリンダ・ゲイツ財団(Bill & Melinda Gates Foundation)の会長を務めるビル・ゲイツ氏が、ボアオ・アジア・フォーラム年次総会で「貧困者への投資」と題したスピーチを行った。
スピーチの中で、ビル・ゲイツ氏は次のように話した。中国には巨大な潜在力があり、ビル&メリンダ・ゲイツ財団はエイズ、結核対策やタバコの使用など、いくつかの分野で中国と協力している。また、ワクチンの面で、中国は非常に多くの努力をしている。成都研究所で、中国生物技術集団とビル&メリンダ・ゲイツ財団は改良版の日本脳炎のワクチンを共同開発した。2009年から、計1億個以上のワクチンを配給し、非常に良い効果を得た。コストもきわめて低く、1個あたり約24.61円である。
また、中国と米国の慈善事業のモデルについて、ビル・ゲイツ氏は、「米国では、量的な方法で投資と取り組みが貧困者の援助に役立ったかを判断する。いわゆる商業的モデルによる慈善事業の運営である。これは私たちのやり方であり、中国を含む世界のほかの地域に適用させることができる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月8日