1月27日、湖北省宜昌市の駅
中央気象台は27日午後6時、最高レベルである大雪警報を発表し、湖南省、湖北省、河南省、安徽省、江蘇省など一部の地域では吹雪く所もあるとしている。
冷たい空気と暖かい空気の影響で、27日夜から28日にかけて、湖南省中北部、湖北省全域、河南省南部、安徽省全域、江蘇省中南部及び浙江省北西部では大雪が降り、湖南省北部、湖北省中東部、河南省東南部、安徽省全域、江蘇省中南部などでは、吹雪く所もあると予測している。
そのほか貴州省全域、湖南省南部、江西省中部、広西省北部などはみぞれの天気になると見込まれている。
民航の空港が閉鎖
長江の中流や下流にある14の民航の空港では、降った雪が凍結し、閉鎖を余儀なくされた。そのため南方航空の広州から長沙、南昌、南京、南陽、宜昌、蘭州、張家界を結ぶ55便が欠航した。
3万人の旅行客、杭州に足止め
北京―広州と上海―昆明の多くの列車が遅れ、浙江省の鉄道にも影響がでた。27日、杭州駅と杭州東駅では、合わせて約16の列車が遅れ、駅で待つ乗客は26日の5000人から3万人になった。杭州駅では、無料でチケットの払い戻しが行われている。
武漢の小中学校では休講も
武漢市の気象台は27日、吹雪の警報を出した。25日以来の異常な低温と雪に続き、武漢、宜昌などの都市では、吹雪の天気も予想されている。ありうる劣悪な天気に応対するために、武漢市の小中学校の卒業クラスでは補習を中止した。
国務院、石炭、電気、石油輸送の保障作業
国務院は27日会議を開き、石炭、電気、石油輸送を保障作業を手配した。温家宝総理は、各地区や各部門が石炭、電気、石油輸送の保障作業を行い、雪とみぞれによる災害防止を当面の緊迫した課題として、省外への石炭、電気、石油輸送が滞ることなく、石炭の省外への輸送を制限してはならないと求めた。
緊急対策プランを始動
貴州省、江西省、江蘇省、湖北省、湖南省、安徽省、浙江省、広西省などの被害地域では、突発的に発生した公共事項に対する緊急対策プランを始動し、被害地域に災害救済応急資金の支給や、救援物資の配布を行っている。また災害で影響を受けた道路や電力、通信、給水施設などの速やかな修理や被害地域の生産や生活の回復、旅客の外出の安全を確保し、国の民政、交通、鉄道、民航、気象など各部門も、災害をもたらす凍結や雪に対処して、人々の生活を保障する。
「チャイナネット」2008年1月28日