今年1月10日から2月2日まで、中国南部地方を中心とする広い地域において、4度にわたる低温、降雨、降雪、氷結した天気に襲った。国家気候センターの専門家は21日、中国気象局が開催した関連シンポジウムにおいて、「総合的に分析した結果、この広い範囲、長時間における低温、降雨、降雪、氷結気象の災害は、100年に1回のレベルの大災害であった」と述べている。「中国新聞網」が伝えた。
中国気象局の専門家は、このたびの異常気象が及ぼした影響は、中国全土の3分の2の省や自治区と、広範囲に及んでいる。程度の差はあるが20もの省や自治区が被害をこうむり、電力、交通、農業など、人民の生産生活の各面に渡って影響を及ぼし、直接経済損失額は巨大なものとなった。また、被害人口の数も、この50年以来、同類の災害において最も多い数となった。
国家気候センターの気候評価・気候環境室の張強主任は、このまれに見る異常気象において、降雪量、連続降雪時間とも異常なデータを記録した。総降雪量は、過去数年で2番目、50年に1回のレベルであった。最長連続降雪時間は過去数年では最も多く、100年に回のレベルであった。長江の中、下流域、西北地方の気象ステーションの多くが、100年に1回レベルの降雪量を記録している。最長連続氷結日数は、過去数年において最長。湖南、貴州の最長連続氷結日数はともに、過去数年において最長で、150年以上に1回のレベルであった。
「人民網日本語版」2008年2月22日