高燃費車の販売は400万台に
国家発展改革委員会の予測によると、2012年までに、この手当によって省エネ車販売が400万台超にまで押し上げられる。その結果、75000万リットルのガソリン節約、330万トンの二酸化炭素排出削減となり、省エネ車販売額は4000億元以上になるという。
しかし、関連企業が2010年6月1日から速やかに申請手続きを始めたとしても、2012年年末までには31カ月しかない。つまり、400万台の省エネ車は、月あたり12.9万台のペースで販売される計算である。中国の自動車業界にとってこの数字の達成はやや難しいと言える。
例えば、低燃費であると大衆に認識されている全装備を含めた車重が980Kg<CM≦1090Kgのホンダのフィットサルーンについて、工信部公表の総合燃費は6.0L/100kmである。国家発展改革委員会の燃費下限値は6.1L/100kmであることから、同車種の燃費削減効率は明らかに20%に満たない。記者の調査結果では、他の1.6L以下の車種はいずれも、総合燃費が現行の燃費下限値より20%低下するものはほとんどないことが分かった。