中国企業の海外M&Aでウィン・ウィンの局面

中国企業の海外M&Aでウィン・ウィンの局面。 近年、中国企業の海外M&Aがますます頻繁になっている。一部の欧米メディアはこの中国の発展過程における正当な経済活動を論争の種にし、「人の弱みにつけ込んだ」呼ばわりした。このような非難は道理の通らないものであり、大衆の支持は得られないだろうと関係者は見ている…

タグ: 中国 企業 M&A

発信時間: 2010-06-21 10:27:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

また、中国外交部部長の楊潔篪は今年の「二会(人民代表大会と政治協商会議の略称)」の記者会見の中で、アフリカから中国への輸出石油はアフリカ石油総輸出量の13%に過ぎず、欧米への輸出が30%以上を占めることを指摘した。アフリカの石油業界に対する中国からの投資は全体のわずか16分の1であり、この比率は欧米からのものよりも遥かに低い。

「中国の対外投資には他の目的があるとの非難を受けるならば、欧米の野心はもっとあからさまなものだと反論せざるを得ない」張漢亜は言う。

中国が金融危機を利用していると言うよりも、中国による買収が困窮地域の手助けをしているのだと言ったほうがより事実に近い。4年連続の赤字を計上した日本の株式会社レナウンを今年5月に山東の如意集団が買収した例がこのことを如実に示している。

レナウン社の2009年決算報告によると、同社の営業収入は前年同時期比で17.3%の減少、1290億円(約98億元)まで落ち込み、109億円の純損益となった。今回、如意集団は40億円あまりを投資し、この苦境に陥った日本の老舗を立ち直らせ、将来性のある中国市場を切り開く手助けをした。声望株式会社社長の北畑稔氏もこの提携について、資本を拡充してコストも削減し、海外市場の開拓を実現するものであるという解釈を示している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年6月21日

     1   2   3  


コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。

一覧同コラムの最新記事