北京五輪の開幕を目前にひかえ、試合開催地となる北京以外の各都市(上海・天津・青島・瀋陽・秦皇島)の五輪交通保障活動も秒読み段階に入った。各都市では各種の措置を取り、五輪期間中の安全で順調な交通の保障に全力を尽くしている。
▽上海――路線バスの安全保障・テロ防止を強化
上海市の関連部門は、五輪試合会場の周辺を走る路線バスの安全保障・テロ防止を強化するため、上海体育場周辺を起点とする路線バスや五輪競技場を通る路線バスの車内に監視カメラを取り付けている。計68路線の1620台への取り付けがすでに行われた。取り付け作業は8月5日に完了する予定だ。
同市の軌道交通部門も、全ての列車の車両に監視カメラを設置し、主要駅にはX線検査装置を設置する予定だ。市内の全駅にはすでに、緊急ライト・防毒マスク・爆発物処理筒などの反テロ設備が整えられている。改札口の前には安全検査所が設けられ、スタッフと設備が配備されている。
このほか、上海五輪サッカー予選の主催者は17日午後、試合関係者や記者のスムーズな到着を保障するため、空港交通保障リハーサルを行い、順調な成果を上げている。
「人民網日本語版」2008年7月31日 |