競泳のフェルプスが16日、今大会7個目となる金メダルを獲得した。1972年ミュンヘン大会で米国のスピッツが記録した1大会最多の金メダル記録に並んだ。天才フェルプスは金メダル獲得後、夢のようだと語った。ただ勝利によって得られた高額の報奨金には余り関心がないようだ。「新華網」が伝えた。
フェルプスは16日午前、最大の難関だった100mバタフライを100分の1秒差で制し、1大会で金8個の夢にあと一歩と迫った。「まるで夢の世界にいるようだ。自分をつねってみて初めてこれが夢じゃないとわかるほど。この全部が現実であると思うと本当に嬉しい」とフェルプスは語る。「記録更新は無理だという人もいる。だが自分はどんなことでも起こりうるのだということを証明してみせているんだ」。
スピッツの記録に追いついたことで、フェルプスはスポンサーの水着メーカー「スピード(Speedo)」から100万ドルの報奨金を得ることができる。ほかのスポンサーもこの「金メダル製造機」に対して高額の報奨金を用意しているという。フェルプスはこれに対し、自分は金のために泳いでいるのではないということを強調する。「僕は水泳というスポーツが好きなんだ。アテネ大会で僕は最初の目標を実現した。今大会では新しい突破を実現した。もし金のためにやっているのなら、僕とコーチはもっと稼げるスポーツに鞍替えしているよ」。
「人民網日本語版」2008年8月16日 |