国家体育場「鳥の巣」では北京五輪開幕式の終了後、競技開催に向けた準備が約4千人の作業員によってただちに開始された。中央電視台(CCTV)が伝えた。
五輪開幕式で使われた2500トンにおよぶ設備の撤去には、200トンクレーン3台、フォークリフト50台、輸送トラック400台が利用されている。全ての設備は北京郊外の大興区と順義区に運ばれる。さらにサッカーの試合開催のため、1.2メートル四方の芝生シート5840枚が敷設される。約4500トンに達するこれらの芝生の運び込みにはトラック100台が使われ、作業は24時間態勢で絶え間なく行われている。会場や照明の改造のほか、開幕式で使われた衣装や道具の移動も巨大な仕事量となっている。例えば、開幕式のパフォーマンス「活字印刷」で使われた道具だけでも膨大な数にのぼる。通常は2週間ほどかかるこれらの作業は84時間以内の完了を目指して行われている。
「人民網日本語版」 2008年08月11日 |